修論発表,卒論発表が終わりました.

今年度の修論発表会が2月13日・14日に,卒論発表会が3月1日・2日に行われました.研究グループとしては,修論発表6名(理論2名,実験4名),卒論発表8名(理論3名,実験5名)でした.堀・内山研としては,修論2名,卒論2名で,最近少なめだったので,久しぶりにしっかりと卒論・修論の時期の雰囲気が研究室に溢れました.

堀・内山研の実験研究は,ここ1年ほどフォトクロミック化合物に集中しています.ナノスケールでのフォトクロミック化合物の挙動は,実験すればするほど混迷を見せ,多彩で魅力的です.フォトクロミック化合物に関係する卒論・修論発表は今回が初めてで,先輩のスライド等を参考に出来ないので例年以上に自分で考えることになったと思います.

先端材料理工学科としての修論発表会は今回が初めてであり,また卒論発表会はまだ3回目です.大学の教育は,卒論・修論発表まで含めて初めて一括りだと思っています.このアウトプットが相関しながら,じわりじわりと学科に浸透し,学科の色になり,講義や学生実験などにも影響を与えるはずです.その意味で,最後の最後まで気を抜かず,実験を繰り返し,解析を深め,本当のところ何が明らかになったのか突き詰める学生の活動が,学科を作っていくと言えます.