教育理念

私達の豊かな文明社会は今、希少資源の枯渇や高騰といった地球規模の問題に直面しています。また、科学技術の発展に伴う消費エネルギーの増大や環境破壊が大きな問題となっています。私達には、これらの問題を解決しながら科学技術を更に発展させ、安全・安定的で環境への負荷が小さい社会基盤を構築するという難しい課題が課せられています。

先端材料理工学科では、これらの問題の解決に貢献し、次世代を担う材料技術者・科学者を養成することを基本理念としています。物質科学、材料工学は、原子・分子レベルの操作で新規な物質を設計、創製、測定評価し、物質を人類社会に役に立つ材料に変化させ、新機能を付加することを目的とした物理学・化学の融合領域です。これを身につけるためには、基礎となる数学に関する知識も不可欠です。また、研究開発の現場では、これら3分野の基礎知識を有機的に関連付け、短期間で目的を達成していくための経験的な知恵・職人的な勘と実践力・円滑で効率的な共同作業のために不可欠なコミュニケーション能力・旺盛なチャレンジ精神も要求されます。

以上の要請に応えるために本学科では、講義、実験・演習を通じ、幅広い知識と能力を備え、科学技術の進化に応じて自らを鍛練し、生涯にわたって持続的な就業能力をもった人材を養成します。

本学科の教育内容


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