1年生が研究室を見学(基礎ゼミ)

学部一年前期の必修講義の一つ「基礎ゼミ」では,4月から5月にかけて研究室見学を行います.毎週2時間ほどで3〜4研究室を回ります.訪れた1年生へ向けて,教員や先輩たちが分かりやすく研究紹介をします.歳にして数歳しか違わない先輩たちが自分が行なっている研究に愛着を持って熱心に説明する姿に,大学に入ったばかりの1年生は驚くようです.彼らも数年後には,新1年生に向けて研究紹介をするのです.

今年度は,見学後にレポートを書いてもらいました.見学した研究室の研究キーワード,どんな質問をしてどのような回答を得たか,見学して思ったこと,を各自まとめてもらいます.見学時に撮影した写真を付けたレポートもありました(下の写真は学生が撮った写真の一部です).

2つのレポートを抜粋してご紹介します.

Aさん:
 自分たちのやっている研究に誇りと自信をもって、とても楽しそうに研究内容を話してくれる姿がとても印象に残っています。まだ難しいことはよくわかりませんが、自分だけでなく他の誰かが、特に科学とは関わりの少ない人たちでもわくわくするような研究がしたいなと思います。私が学んでいるものはまだまだごくわずかですが、最先端の研究にもつながるものだと改めて認識しました。

Bさん:
 ほこりを一切入れてはいけない、囲われた部屋やほこりを落とすための洗浄室は、テレビでは見たことがあったけど本物を見たのは初めてで興奮しました。また生徒が何かを思いついたら機材を自分で用意して調べ事をしていい部屋を見て、三、四年になったらその部屋を使ってなにかをするくらい、たくさんのアイデアを思いつくようになりたいと思いました。

* 人物写真については、本人の承諾を得て掲載しています.
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