2名の学部生が卒業しました

研究室の学部生2名、若林君、渡辺君が本日卒業式を迎えました。4年間、勉強、研究や課外活動に取り組み、卒業を迎えられたこと、本当に喜ばしいことです。おめでとうございます。

若林君は、3年後期の研究室所属時から、多様な分野の勉強をして輪講での毎回の議論が盛り上がりました。学科や学部の専門にこだわらず興味を持った内容はとことん学ぶ姿勢は、教員や他の学生にとっても刺激になりました。卒業論文では、フォトクロミック結晶の光異性化を電子特性で捉える全く新しい研究を行いました。精力的に実験に取り組み、最初の一歩となる重要な成果を上げるところまで行きました。卒業研究の内容は3月下旬の応用物理学会学術講演会で発表します。今後は他大学の大学院にて、また新たな分野で研究を始めると聞いています。

渡辺君は、やはり多様な分野に興味を持って勉強し、特に4年次の輪講では、数学の中でも抽象度が高い圏論を学び教員や他の学生へ講義を行いました。私たちの研究室のテーマの一つである「フォトクロミック結晶におけるナノサイズの光異性化の解明と応用」でも、圏論は重要な役割を果たしています。卒業研究では、ユニバーサルグリッパーを題材として実験・理論・シミュレーションと多角的に研究を行いました。自分で良く考えて実験計画から解析まで行っていました。今後も新規分野での活動をされると聞いています。

お二人の今後のご活躍に期待しています。まずは健康に楽しく今後の日々を歩まれますことを心よりお祈りします。

(文責:内山)