アドミッション ポリシー

『物理と化学で原子、分子を操作、物質を理解、設計、創製する。
そうして作り出す先端材料で新機能を生み出そうとする人を求めます。』

数学,物理と化学,どれも実は密接に関係していて,人類社会に役立つ新機能を担う新規物質,すなわち先端材料を生み出すには全て必要になって来ます.先端材料理工学科はどの他の学科と比べても,幅広い学問を学ぶことが出来る学科です.日本一高い山,富士山と同じように,物理,化学,数学,全てを自分の頭で理解して,それを土台にして科学の高みに登って行ってもらいたい,その思いでこの学科は生まれました.

「数学,物理と化学,全て学ぶのは大変?」

安心して下さい.そのどれかが少し苦手であっても,先端材料理工学科には,入学してから得意分野を伸ばしつつ,苦手分野をもう一度しっかりと学び直し伸ばしてもらえる講義・実習・演習があります.

山梨大学がある甲府は,南アルプス,富士山などの山々に囲まれた静かな街です.じっくりと勉強や研究に取り組みたい学生にとって,とても良い環境が整っています.山梨は古くから水晶などの宝石の名産地でした.山梨大学には今,結晶成長の研究施設であるクリスタル科学研究センターがあります.同センターと一体で研究・教育を行う先端材料理工学科で,世界をあっと言わせる先端材料を作りましょう.その経験は社会に出てからも必ず活かされます.
山梨大学 クリスタル科学研究センター

「家電や機器の中はどうなっているのだろう?」
「こうしたらもっと良くなるかな?」

日常のちょっとした疑問や思いつきにも先端材料を生み出すきっかけはあります.先端材料理工学科でそのきっかけを現実にする力を身につけてください.

上記のような方針から本学科では,物理と化学の知識を合わせ持ち、原子・分子レベルの操作で新規な物質を設計、創製、測定評価し、物質を人類社会に役に立つ材料に変化させ、新機能を付加することによって新しい社会を築いていこうとする人を求めています。

→入学までに身につけてほしいこと

高等学校で学ぶ数学そして物理と化学を理解していること、それ以前にそれらが好きであることが重要です。研究論文や技術報告書を読む、あるいは自ら執筆するためには英語や国語の力、特に論理を組み立てていく能力も必要です。入学時にこれらをすべて備えていることを必ずしも要求しませんが、将来の自分のために投資しておくという基本的学習習慣だけは必ず身につけておくことを期待します。


関連情報

■ 募集要項 / 山梨大学工学部
■ 先端材料理工学科パンフレット2022年版
* 人物写真については、本人の承諾を得て掲載しています.