確かな科学的感性を!「入門物理II」

一つの言葉からイメージされることは
人によって微妙に異なります.
もしかしたらまったく異なることもあるでしょう.

科学の世界における言葉でも
それは言えます.

たとえば,エネルギーという言葉は
科学のどの世界でも使われる重要な言葉ですが,
その言葉からどんなイメージを持つかは,
実は人によって少しずつ異なります.

科学の基礎を成している言葉に
自分なりのイメージを持つことは,
科学的素養を形作るばかりではなく,
科学者・技術者としての個性も生みます.

先端材料理工学科には,
物理学,化学の基本を
しっかりと身につけてもらうための,
「入門物理」,「入門化学」
という講義があります.
1年後期には,前期の「入門物理I」に引き続き,
「入門物理II」が開講されました.

そこで講義されるのは,
パターン化された問題の解き方ではなく,
科学の基本的な考え方や概念です.
空間,時間という言葉は日常でも良く使われますが,
それはいったい何なんだろう..

簡単には理解できないことがたくさんあります.
この講義では理解を促進する工夫として,
身近なものを組み合わせた演示実験を活用します.

写真は,ある日の講義風景です.
目に見えるとイメージを掴みやすいです.

この講義を通じて,
学生が確かな科学的感性を身につけ,
複雑なものごとに果敢に取り組む
科学者・技術者に育つことを願っています.

ファインマンの実験

ファインマンの実験

ファインマンの実験2

ファインマンの実験2


関連情報
「入門物理II」のシラバス
「入門化学」の紹介記事

* 人物写真については、本人の承諾を得て掲載しています.
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