2年次の化学実験の様子(基礎工学実験I)

1年次の入門化学,化学実験につづいて,2年次はより専門的な化学実験を行います.
無機系,有機系材料を,それらの特性に応じてデバイスなどに使用するためには,
化学組成や状態など,その材料の特性を正しく理解,分析する必要があります.
2年次の化学実験では,無機および有機材料の作製と代表的な特性分析を学びます。
【写真A】
【写真A】ハイドロキシアパタイトの合成実験
溶液中でハイドロキシアパタイトを合成する実験です。
写真は、自分たちで合成した試料が本当にハイドロキシアパタイトか
どうかを粉末X線回折図形から確認(文献データと比較)しています。
【写真B】
【写真C】
【写真B・C】アルマイト膜の作製と評価
アルマイト加工によりアルミ板表面に陽極酸化膜を作る実験です。
写真は、陽極酸化膜の断面をSEMで観察しているところです。
アルマイト加工されたアルミ板の表面は酸化に伴い多孔質化していました。
多くの学生さんたちにとって初めて電子顕微鏡に触れる瞬間だと思います
【写真D】
【写真D】ミョウバン結晶の作製と形態観察
水溶液中でミョウバンの単結晶を合成し、結晶成長の様子を観察する実験です。得られる結晶はミョウバンの結晶構造を反映したきれいな幾何学模様になりました。
* 人物写真については、本人の承諾を得て掲載しています.
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